漢字がとても大切です。

書き順なんか、どうでもいい?

のでしょうか?
家庭教師として始めたころから、???な書き順の方を、たくさん見てきました。
成績の良い人たちは、知っているけれど、速い書き方で書くようです。書き順なんか、どうでも良いと思っている人は、思いもよらない書き方をします。
漢字が書ければ、読むことはできるでしょうが、読める漢字の量が圧倒的に少ないです。本を読まないからでしょう。語句の意味がわかっていません。だから、国語の読解はもちろん、他の教科でも、何を聞かれているのが、どうすればよいのかが読み解けないのです。
「国名を答えなさい」「人物名を答えなさい」という問いに、的外れな解答をしても平気なのです。

まんがも積極的に読みましょう。

私自身、まんがやアニメで、たくさんの知識を仕入れました。フィクションが入って、教科書的にちがっていても、頭の中で、歴史上の人物が動けば、教科書の内容も入りやすいです。旅番組も好きでしたので、地理の教科書は、旅のパンフレットのように楽しく読むことができました。古文は苦手でしたが、「あさきゆめみし」は、ほとんど「源氏物語」をなぞっていますので、ガイド代わりになりました。
生徒さんにもいろいろお薦めしましたが、絵柄の好みが人それぞれなので、なかなか好んで読んではいただけません。
お子さんが、好むものを見つけてあげてください。教科書では、楽しくなくても、楽しく教えてくれる本やまんががあるはずです。活字を読む習慣をつけること。ある程度長い文章、物語を早く読めるようにしておくこと。勉強を始める前に身に着けてください。

書写も大切です。

みなさん、字を書くのが、遅いです。速くても、誤字や雑な字が多かったり、大きすぎたり小さすぎたり。
間違いのなく、程よい大きさの字を、速く、肩に力を入れずに書くことが必要です。長時間学習するために、字を書くことで、疲れないようにしておかなくてはいけません。また、ノートの使い方も工夫が必要です。自分だけが分かれば良いということではなく、第三者が見てみも分かるノートが、結局自分のためになるのです。数式の書き方も、中高生になっても大丈夫な書き方をマスターしておきましょう。年齢が上がれば、自然と書けるようになる。ということはありません。いきなり高校で、途中式を見られるようになり、苦労するでしょう。

漢字の採点について

「学校では、これでも丸になるから、このままで良い」と雑な字を書く方はおっしゃいます。なぜ丸になるのでしょうか?・・・・・これを丸にしないと点がないからですよ。
上位10%の方々の字は、美しくなくても減点するところがない字を書きます。90%以上の得点を目指して学習しているのですから、漢字のミスなど少しも許されないのです。だから、雑な字で丸をもらえている人は、厳しい戦いに参戦させてもらっていないということです。
「君は、難しい学校に行く気がないみたいだから、これくらいでいいよね?」と、採点者から、思われているということです。よろしいでしょうか?「そうじゃない、上位に食い込みたい」と思うのなら、漢字の読み書き、字の書き方、明日から精進してください。

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