いろいろな塾の形態

丸山塾は

家庭教師から始めたので、最初は1対1で、週1で、1回1時間か2時間でした。
最初の生徒さんは、小学生だったので、算数を1時間で、良かったです。
その生徒さんが、中学生になり、英語も取り入れたので、週2の1回2時間になり、
テスト前はたくさん来たいからと、テスト2週間前は、毎日開けるようになりました。
その後、口コミで他のお子さんもたのまれ、1対2~3から4なり、
生徒さんが友だちを誘って、10人になったクラスもありました。
その時は、一斉授業形式になってしまいました。

その時々の生徒さんの実力、個性に合わせて、
学校の復習、学年戻って復習、学年以上の予習。英数のみ、理社の暗記中心。
と、することも、まちまちでした。

自分の塾の形態は、世間の塾の在り方とどう違うのか、何塾と表現していいのか、わからない状態でした。

近年では、卒塾生が、指導の手伝いをしてくれるようになりました。
そして、緊急事態で、出席ができなくなった時には、Skypeで、宿題の送受信をするようにしたので、
タブレットを使って、紙のプリントを減らすことできました。
すべては、生徒さんの学力向上のためと、試行錯誤を繰り返しています。

個別指導とは

私も誤解していましたが、個別指導は、1対1で指導することではありません。
それぞれのお子さんの学力や、個性に合わせて、教材を選び、指導することです。

1対1での指導となると、どうしても月謝が高くなります。1対多数のお子さんと同じ値段というわけにはきません。保護者の方の負担軽減、学習効率の向上、生徒さんの学習しやすさなどを考慮し、プリント学習の自立型と、時々1対1での指導の混合、自立できていない人は、卒塾生のヘルプを伴走させるという形態になっています。取り組むプリント、問題集は、学年や実力を考慮して、そのお子さんに合わせたものを取り入れています。だから、学年を超えた学習も可能ですし、さかのぼって、復習することも可能です。

学校の役割、塾の役割

学校は、この学年は、このような学習をしますよ、というデモンストレーションをしてくれるところと、認識しましょう。その単元がマスターできるまで、練習させてはくれません。練習させること、習得したか確認することは、学校以外で、しなくてはいけません。だから、親ができないのであれば、それは塾の役目ということになります。

昔は(私の場合、昭和の中頃)、学校で習ったところの問題集をする。漢字ドリル、計算ドリルは学校の宿題以外に、毎日少しずつする。その程度でした。塾がほとんどない時代ですから。わからないところは、保護者や兄弟、友だちに聞いていたと思います。
娘の頃は(平成)、通信教育があったので、学校の勉強に沿った学習がしやすかったですが、一人でするものなので、継続力のないお子さんは続きません。娘も続きませんでした。
このころ、共働きが増え、お母さまが、働くようになって、家族が子どもの学習の手伝いをすることが減ったように思います。

一人で勉強できない、保護者が忙しくて勉強を見てあげられない、そのような理由で、いろいろな形態の塾が出来、ほとんどのお子さんがそこに通うという時代になったのだと思います。

塾の役割

解らないところを教える。理解を確認する。重要事項の暗記を手伝う。ということは、当然ですが、定期テストや、受験に向けて、推奨問題集を選ぶ、学習スケジュールを立てる。
など、昔なら、個人が試行錯誤して、決めていったことを、塾に求められます。

さらに、やる気を起こさせる、忘れずに宿題を出させる、さらには、塾に来る気にさせる。
これらは、保護者の務めではないかと思いますが、それらも保護者の方は塾に、求められます。

お子様においても、同じようにお考えで、さらに、講師に話し相手としての役割も求めます。だから、優しく話を聞いてくれる、個別指導塾の兄さん先生、姉さん先生が人気なのかもしれません。

もちろん、コミュニケーションは大切です。少しの時間ならよいのですが、それが目的となって、お話が楽しいから塾に行く。勉強ばかりさせられるから、行きたくない。では、本末転倒でしょう。
塾がサロンになってはいけないと思います。

お子さんが、苦労して学習し、その結果が出た時の喜びは、本人も塾の講師もとても嬉しく、そして、お子さんのやる気がさらに加速度的に増していきます。こうなるためには、我慢、忍耐、継続力が必要です。時間もかかります。個人差はありますが、年単位の継続が必要です。

今の時代、技術の進歩で、良いことがたくさんありますが、化学進歩の向上と引き換えに、退化してしまった人間の機能が、たくさんあると思います。退化したままでも、良いもののありますが、学習するため理解力、継続力などを、つけるためには、昔ながらの手法を取り入れる必要があります。

考える力や、議論する手法を重要視することは、良いことですが、頭も中に何もなければ、考えたり議論したりすることはできません。基本事項は、少しずつ理解し積み上げるしかありません。机上の学習だけでなく、実体験も必要です。小さい時に、いろいろなことを経験させてください。お子様が小さいときはほんの何年かです。お忙しいとは思いますが、そんなことこも頭の片隅において、日々をお過ごしください。小さい時から、小さいことをコツコツとです。
読み書き計算を、大切に、一つ一つ積み上げていきましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします