
問題集をすることが勉強
と、みなさん思っています。「えっ?ちがうの?」
まず、問題集をする前に、インプットが必要です。問題解くのはアウトプットです。そして、次が大切。
間違った問題の解き直し。理解。暗記。この作業を省いて、赤ペンで答えを書いたら完了と思っている人が、ほとんどです。インプットをしてから、正解した問題は、時が経てば、解けないことが多いです。だから、日をあけて全問正解になるまで、何度も繰り返すこと。
皆さん新しい問題を解くのは、好きですが、2度目3度目と説くのは嫌そうです。「前回45分で解いたなら、2回目なら30分で解いてみよう。」のように負荷をかけてください。2度目なんですから、100点で当たり前なんですが、10点上がったとか言って、喜んでいる場合ではありませんよ。
市販の問題集と塾用問題集
塾用問題集がいかにも良いように思われますが、基礎の定着なら、市販の問題集でなんの問題もありません。トップ校ねらいの方、大阪数学C問題をマスターしたい人以外は、大丈夫です。
たとえば、教科書準拠問題集。複数の会社から、いろいろな種類の問題集が出版されています。今は、書き込み式が主流ですが、問題集は、何度も取り組むために、書き込まないようにしましょう。書き込まないと解けない人は、コピーしてください。コピーができない、手間がいやな人は、問題集は2冊以上買いましょう。家にコピー機があったとしても、本体価格、インク紙代を考えると、2冊買っても、高くありません。コピー機は、不具合が、発生することもあり、それがストレスになることもあります。
基礎の問題集なら、満点連発の人だけ、ハイクラス問題集に取り組みましょう。何が良いかは、人それぞれです。少し大きな書店なら、手に入れることができます。ハイクラス問題集は、書き込みではないので、ノートに解いて、問題集には〇×△だけ記入しましょう。〇以外は、〇になるまで、取り組めばよいだけです。
普通レベルの問題集でも
選択肢を隠したり、負荷をかけて取り組めば、力がつきます。小学生の基礎レベルの知識が完璧ならば、中学校では、トップ10%は確実です。問題集の取り組み方が、分かっているので、中学校の勉強もこなしていけるでしょう。
小学校の勉強が完璧にできていないのに、中学校に入ればなんとかなる、ということはありません。中学1年生で、みんながスタートラインに立っているわけではありません。ずっと先を走っている人、すでにずっと後ろの方にいる人、さまざまです。一方、高校生は選抜されてきているのですから、同じレベルの人の集まりなので、スタートラインにみんな立っていると思っていいでしょう。そこから、スタートダッシュするか、失速するかは、その人しだいです。ぜひ、スタートダッシュできるように、合格発表の次の日から、高校数学、英単語など予習してください。